タラバガニが美味しい理由
タラバガニは甲羅に肉はありませんが、脚の肉は体重の約3割もあり、他のカニと比べて身の詰まり具合が全然違うと言われています。
また、タラバガニはオホーツク海域のものが美味しいというのは有名なことかもしれませんが、その理由は流氷にあります。流氷にはたくさんのプランクトンが付着していて、それを食べるカニは身もしっかりつまった美味しいカニになるのです。
オホーツク海の流氷はロシアのアムール川から来るのですが、流氷はプランクトンのほかにアムール川の養分をたくさん含んでおり、春になって流氷が溶けたときにプランクトンが爆発的に増殖するのです。そうしてタラバガニは餌であるプランクトンをたくさん食べて美味しいカニになるのです。
もう一つの理由として、オホーツク海の冷たい海水があります。これは、冷たい海水にによって身が引き締まり、甘みが増すからと言われています。オホーツク海の中でも水温のより低いロシア寄りの海域の方が良質なカニが獲れる漁場とされており、ロシア産のカニの方が高級品とされています。しかし、同じ海域でも日本の船が獲れば日本産となり、ロシアの船が獲ればロシア産となります。現在オホーツク海ではほとんどロシアの船が捕獲しているので、良質なカニのほとんどがロシア産になるということなのです。



