タラバガニの由来
タラバガニは、十脚目(エビ目)・異尾下目(ヤドカリ下目)・タラバガニ科・タラバガニ属に分類される甲殻類の一種です。見ていただいた通り、分類上は意外にもヤドカリの仲間なのです。一般的にイメージするヤドカリのホンヤドカリのグループから、収斂(しゅうれん)進化したもの、簡単にいえば“カニ化”したものと言われています。
日本人がタラバガニとお付き合いするようになったのは意外にも最近で、初めて食文化に登場するのは明治10年代と言われています。
さて、ではタラバガニという名前はどこからきたのでしょうか。それは漢字で表記してみると分かります。「鱈場蟹」、これを見て分かるように魚のタラがたくさん獲れる漁場に多く生息していることからこの名前がついたという説と、当時は価値がなく浜に廃棄された殻が山積みにされて「殻場」からその名前がついたという説があるようです。
その他にも、音からの当て字で「多羅波蟹」と表記されることもあるようです。魚の鱈ではなくこちらの漢字を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
また、英名では「red king crab(レッドキングクラブ」と表記されますが、大きさも味もタラバガニはカニの王様といっても過言ではないでしょう。



